2017年05月09日
葬儀屋は遺体を扱う仕事です。遺体を運ぶのは当然として、安置した遺体の見た目を良くするために目や口などの粘膜に触れることもあります。遺体と言っても血をすべて抜いたわけではないので、死後もどこかから出血をすることはあります。
また、お腹にガスが溜まることも十分考えられます。色々と衛生的に問題があるのは、言うまでもないことでしょう。遺体を正しく取り扱うことができなければ、感染症を引き起こしてしまう可能性もあります。感染症が発生すると大変です。
葬儀屋のスタッフに害が及ぶだけではありません。葬儀に参加した人たちまで危険に晒してしまうこととなります。葬儀にはお年寄りも多数参列しますよね。若い人なら大丈夫な菌類でも、お年寄りにとっては危険になることもあります。
十分な注意が必要です。こうした理由もあり、葬儀屋の多くは手袋を着用して遺体を扱うように気をつけています。手に感染症の元となる細菌類を付着させないためですね。粘膜に触ることも多い職業なので、このあたりのことには慎重にならざるをえません。
ただ、昔は手袋を付ける葬儀会社はほとんどありませんした。ここ最近になって衛生面で厳しくなったので、着用して働く人が増えたわけです。HIVのウイルスやC型肝炎のウイルスなどは、非常にやっかいなものとなります。
こうしたウイルスに感染をしてしまうと、一生を棒に振らなければならない場合もあります。リスクを低減させるために必要不可欠なアイテムが手袋なわけです。基本的には、遺体を扱うときにはゴム製のものがいいのですが、白い布でできたものを着用する場合もあります。
遺体だけではなくて、花を扱うときにも祭壇を設置するときにも、手を覆うものがあったほうが仕事はしやすいです。女性が多い職場なので、手荒れ防止という面でも意味のある行為となります。また、近年はマスクを着用して働く人たちも増えてきました。
昔よりは、衛生面で気をつける場面が増えているからでしょう。
(参考サイト)
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